こんにちは!千葉市の貸切無人室内ドッグランわんルームです。
年齢を重ねると、歩くスピードがゆっくりになったり、寝ている時間が増えたり…。
そんな姿を見て「うちのワンちゃんもお年寄りになったなぁ」と感じる飼い主さんは多いのではないでしょうか?
実は、ワンちゃんも人間と同じように“認知症”になることがあるってご存知でしたか?
今回は、ワンちゃんの認知症のサインや、シニア期の過ごし方について詳しくご紹介します。
1.犬の認知症ってどういうもの?

医学的には「犬の認知機能不全症候群(CDS)」と呼ばれ、脳の老化に伴う行動の変化が特徴です。多くは10歳を過ぎた頃から見られるようになりますが、個体差もあります。
主な症状としては、以下のようなものがあります:
- 昼夜逆転して、夜中に鳴くようになった
- ぼーっと立ち尽くしている時間が増えた
- 名前を呼んでも反応が鈍い
- 家の中で迷子になる
- 排泄の失敗が増えた
- 同じ場所をぐるぐる回る
最初は「老化かな?」程度に思われがちなこれらの行動。でも、実は脳の機能が少しずつ低下しているサインかもしれません。
2.進行を遅らせるためにできること

認知症は治すことが難しいものの、進行を緩やかにしたり、症状を軽減することは可能です。ワンちゃんの心と体の健康を保つために、日常の中で工夫できることをいくつかご紹介します。
①適度な運動と刺激
お散歩や遊びの時間は、脳に刺激を与える絶好のチャンスです。外の匂いを嗅ぐこと、人とふれあうこと、他のワンちゃんとの交流はすべて“脳トレ”になります。
②規則正しい生活リズム
できるだけ毎日同じ時間に食事や散歩をするなど、生活リズムを安定させることが大切です。環境の変化が少ない方が、ワンちゃんも安心して過ごせます。
③スキンシップと会話
声をかけたり、撫でたりすることで、ワンちゃんは安心感を覚えます。言葉の意味は分からなくても、飼い主さんの声のトーンや表情から気持ちを感じ取る力は健在です。
3.飼い主さんも無理をしないこと

シニア期のケアは、飼い主さんにとっても心身の負担になることがあります。「うちの子なのに、ついイライラしてしまった…」そんなふうに自分を責める必要はありません。
大切なのは、一人で抱え込まず、頼れる場所や人を見つけること。動物病院の相談窓口や、同じ悩みを持つ飼い主さんとの交流も心強い支えになります。
まとめ
シニア期のワンちゃんにとって、無理のない範囲での運動や社会的刺激は、認知症の予防や進行の遅延に大きく貢献します。
室内ドッグラン「わんルーム」では、年齢や性格に合わせた使い方ができるよう、完全予約制でストレスの少ない環境を整えています。
天候や気温に左右されない安全な空間で、飼い主さんとゆったり過ごすだけでも、ワンちゃんの心には良い刺激となるはずです。
また、他の飼い主さんとの情報交換を通じて、「うちの子だけじゃないんだ」と気づけることもたくさんあります。
年を重ねても、ワンちゃんとの暮らしは愛しさであふれている。
ぜひ一度、「わんルーム」で、その時間を一緒に過ごしてみませんか?